『ファーガソン年代記』 キャラクターづくりのコツ

 こんにちは。
 遊勇舎の雨音多一です。

 みなさんの中には、『テーブルトークRPG ファーガソン年代記』のルールブックを買ったのだけれども、「キャラクターの作り方がよく分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は『ファーガソン年代記』のキャラクターづくりのコツについて、解説したいと思います。

 まず最初に、装備したい武器を決めます。
 「武器リスト」(『ルールブック ベース版』52p)には、武器ごとに「スキル」が設定されています。このスキルによって、使える「秘技」が決まります。この「秘技」とはいわゆる必殺技で、ダメージを大きくしたり、複数体の敵に攻撃できたりします。

 たとえば「片手槍」はスキル「槍術」を用います。ルールブックの槍術のページを参照すると、「ダメージが2倍になる一撃」や「3体まで攻撃可能な風車(かざぐるま)」などの技があります。この中から、自分の使いたい秘技を決め、VPを使って取得します。また、この時「魔法も」スキルのひとつとして考え、これも取得します。装備する武器や防具、特に防具によって使える魔法が決まってきます。

 ついで、「部位への装着とフリージョブ・システム」(『ルールブック ベース版』16p)の中から、使いたいスキルが装着できるジョブを探します。
 ジョブが決まったら、属性・特殊能力をVPを使って取得し、ステータスを割り振ります。600VPで作る場合、能力値の平均は各項目「70p」が標準的な数値と考えるのが良いでしょう。

 最後にHI(命中率)やHPを計算して、キャラクターの完成です。
 このような手順でつくると、比較的良いキャラクターができると思います。

 以上、遊勇舎の雨音多一でした。

『ファーガソン年代記』戦闘システム解説

『ファーガソン年代記』のルールブックにおいて、「システムが分かりづらい」というご意見をいただきましたので、ここで解説を致したいと存じます。

1. 行動の順番を決める
 その場にいる全員(NPC・モンスター含む)の中で、AGIの高い順に行動を起こします。AGIの同じ場合がいる場合は、DEXの高い順から。DEXも同じ場合はLUKの高い順から。モンスターなど全て同じ場合は、GMが順番を決めます。

2.「攻撃する」「秘技を使う」「魔法を放つ」「防御する」「アイテムを使う」「退却する」のなかから、行動を選びます。

2-1. 攻撃する
 命中判定「自分のHI-相手のTH」をして、命中したらダメージを算出。
 ダメージから相手の防御力を引き、それをHPから減じる。

2-2. 秘技を使う
 発動判定「50-秘技のLv + 自分のHI − 相手のTH」で秘技が発動するかどうかを判定する。ダメージなどを与える秘技の場合は、ダメージを算出し、相手の防御力から引き、相手のHPから減じる。

2-3. 魔法を放つ
 キャスト判定「50-魔法のLv  + 自分のMHI − 相手のMRG」判定に失敗すると、ダメージ魔法の場合はダメージ値半分。攻撃力アップなどの効果魔法の場合は、持続時間や効果が半分になる。

2-4.  防御姿勢をとる
 そのターンのみ、「自分のTH+20%」+「自分のMRG+20%」。

2-5. アイテムを使う
 戦闘中にも使える体力回復薬などのアイテムを使う。
 また、主武器から補助武器へ装備を変更する。

2-6. 退却する
 退却判定「自分のAGI × 移動力 − 最も近くにいる敵のAGI」の判定を行い、成功したら、戦闘から離脱できる。

3. 全員が行動を終えたら、次のターンに移り再び行動順番の早い順に、行動を起こします。

以上が、戦闘システムの解説になります。
みなさまに、愉しいテーブルトークの時間がありますように。
お相手は、遊勇舎の雨音多一でした。